日本人が竹島(独島)へ行けるか試してみた

公開日: 2014年 09月 01日
更新日: 2017年 01月 25日

韓国に滞在すればやってみたかったことは、鬱陵島(ウルルンとう)から竹島(独島)へ行くことです。

過去に船に乗って竹島へ上陸した日本人が僅かながらいるみたいですが、ニュースや個人ブログを見る限りだと鬱陵島まで行ったが竹島へは行けなかったという日本人しかいませんでした。

じゃぁ私も挑戦しようと行ってみました。過去に挑戦しようとしてみた日本人の先人たちのレポートを見てみるとやはりハングルが話せることがポイントとなりますが、私には韓国語が話せる韓国人の嫁がいるため、その点は問題なしです。

少し長いですが、もしよかったら読んでみてください。


竹島(独島)へ行く方法

一般人が竹島へ行く場合、日本からは行けず、必ず韓国の鬱陵島から船に乗らないと行けません。

鬱陵島は韓国の島でチェジュ島の次いで2番目に有名な島で、人口は約1万人です。そこから定期船で竹島へ向かうことになりますが、この船は天気が悪いとすぐに欠航してしまいます。冬はほとんど決行するみたいなので夏に行ったほうが良いでしょう。また船が出たとしても竹島に上陸できるのは僅か30分程度で、波が高いと上陸もできず竹島を眺めて船は鬱陵島へ戻ります。

そのため韓国人の中でも「独島へ上陸できた人は幸運」といわれているみたいです。

また地図で見ると分かりやすいですが、竹島は地理的には日本(壱岐島)からよりも韓国に近いです。

まずは鬱陵島へ行ってみた

鬱陵島は、韓国の墨湖または浦項からフェリーで約3時間程度で行くことができます。


ソウルからであれば墨湖、釜山からであれば浦項のフェリーターミナルへ行くといいでしょう。
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私は釜山に在住しているため浦項へ向かいました。

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ターミナルはでかいです。

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浦項のフェリーターミナルは鬱陵島行き専用のターミナルで1日1便で9:50出発です。

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鬱陵島までのでっかい地図がありましたが、独島についてもちゃっかりアピールしています。

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帰りの船は18:40または18:10(冬季)となります。船はネットで予約できますが、当日予約でも問題ありません。

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出発の時間になるとツアー客なども来て人はめちゃ多くなります。船は揺れるみたいで皆、酔い止めを飲んでいます。ターミナルの売店でも売っているため買っておきましょう。

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フェリーターミナルのトイレには「I LOVE DOKUDO」。ハングルでは「独島は韓国のものだ」と書いています。

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船の名前は「サンフラワー号」です。

搭乗前には身分証明証のチェックがあり、パスポートを出すと見事に個室送りとなりました。個室では警察に職務質問をされ「なんで鬱陵島行くの?」、「何泊するのか?」、「独島へは行くのか?」など聞かれ、「独島へは日本人でも行けるならいきたい」と答えましたが、別に問題ない様子。最後に写真を取られて職務質問終了です。

名簿を見るとフランスやトルコまた日本の国籍などあったので外国人全員にこのような対応をしているようで、「セウォル号の事故から、すぐに領事館へ連絡できるようにこのような対応をしている」との理由を教えてくれました。しかしこの職務質問は、他のニュースやブログを見る限りはセウォル号の事故前からやっていたみたいですね。

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船はこんな感じです。席は狭いです。

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乗り慣れている人はシートをひいて寝ています。

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独島ルームという部屋もありました。

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独島ルームの中は普通の大部屋です。

船は結構揺れており、トイレで戻している人も何人かいました。船の中でも携帯の電波は入ります。

鬱陵島に着いた

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予定通り到着!鬱陵島はいつも天気が悪いと聞いていたのですが、幸運なことに晴天です。

港には多数のおばちゃんがおり、民宿の勧誘をしてきます。ここでホテルを決めましょう。相場は一泊30,000~40,000ウォンです。

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私が宿泊した民宿はこんな感じで一泊30,000ウォン。想像していたものより綺麗でした。

竹島(独島)のチケット手配について

また竹島への船は、民宿の人が電話で予約してくれました。日本人の名前ですが、問題なく予約完了!ネットでも予約できるのですが、先ほど書いたように竹島の船は欠航が多いため、欠航になれば取り直しです。翌日に振替えられるということもありません。そのためか韓国人はほとんど現地で電話予約するみたいです。

http://island.haewoon.co.kr/

予約は韓国語ですがこちらかでき、時間も確認できます。

私の場合は前日で問題なく予約が取れました。船は2社ありシスタースリーとドロフィン号。シスタースリーのほうが大手です。5年前は4社あったみたいですが、今はこの2社のみです。

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竹島へのチケット予約をした後は民宿のオーナーにおすすめされシティーバスに乗りました。

AコースとBコースがあり、Aコースは独島博物館など歩いても行けるところを巡るツアーでBコースは鬱陵島を一周するツアーです。Bコースをおすすめされ一人20,000ウォンで乗ります。

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このバスに乗って分かったのですが、観光バスはかなり台数が多く韓国人にとっては定番のコースみたいです。

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レンタカーを借りることもできますが、高いとも聞いているので特にこだわりがなければツアーバスに乗ったほうがいいでしょう。

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韓国の古い家です。

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日本のツアーバスでもよくありますが、おみやげ屋にも連れて行かれます。

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晩ご飯は中心地にある食堂へ。いつも食べている韓国料理よりも山菜が多いです。

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鬱陵島の食堂はめっちゃ高い。海産物が入ったビビンパは16,000ウォン。普通のビビンパでも10,000ウォン。別にこの店が高い訳でなく他の店も同じような値付け…というか全く同じ値段です。コンビニ(GS25)があるため、ここで食事した後は鬱陵島滞在中コンビニでカップラーメンを買って過ごしました。

翌朝

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天気は良好です。風もほぼないため竹島への船は予定通りでそうな感じ。

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船は宿(ドドン)から歩いて30分ほどのゾドンということろにあり、出発時間は12時30分の予定だったためトレッキングコース(ドドン・シーサイド・ウォークウェイ)を歩いてみます。歩けば船乗り場のあるゾドンへつくとのこと。

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しかしこのトレッキングコースなかなか本格的。トータル1時間以上掛かりました。

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ここでも独島をアピール。

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トレッキングコースの景色はかなり良いので鬱陵島へ行った際は是非どうぞ。天候が悪いとコースは封鎖するみたいです。

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トレッキングコースを経て住宅街に出ます。

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鬱陵島はイカが有名です。

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ターミナルに着きました。

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しかしまさかの竹島への船は欠航。天候でなく船の故障です。

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他の搭乗予定者も説明を受けているがターミナルにそこまで人はおらず、どうやら殆どの人は欠航したことが電話で伝えられていたみたいです。

明日を待っても良かったですが、明日が晴れの保証はどこにもないため、もう一つの運行会社であるドロフィン号に電話をしてみる。ドロフィン号はサドンではなくザドンというまた違う港から竹島へ行きます。しかし残念ながら午後の便は満席とのことで断念。

そのとき同じく船が結構してあたふたしているおばさんもドロフィン号に電話していたようで、なんと私の後に電話したにも関わらずドロフィン号の座席はまだあるとのことです。どうやら欠航が多い分、キャンセルもよくあるようで、そのおばさんが電話したときはたまたま席に空きがあったみたいです。

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チケットの争奪戦が始まっているようで、とにかくタクシーでドロフィン号のターミナルであるサドンに向かいます。

ドロフィン号の事務所へ向かってみると2席空いているとのこと。すぐに予約をしてもらおうとすると身分証明証としてパスポートを出してみるとスタッフの嫌な表情。。

どうやら日本人を乗せるには事前に警察の許可が必要とのことで、今までドロフィン号には日本人を乗せたことがないということです。
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私は年間100人程度の日本人が竹島へ訪れている情報はあったので、「運行会社が2社しかないのに今まで日本人0人はないんじゃない?」と聞いてみたら、「乗せたことがない」と断言され、警察に確認してみるから翌日の朝に電話くれとの回答をもらいます。

独島博物館へ

この日はこれで竹島へ行けないことが決定したため、ターミナルをぶらぶらして帰ることに。

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ターミナルには沢山のお土産があり、独島Tシャツも韓国の旗も売っています。

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また竹島に待機している軍人へのプレゼントも売っています。

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ドドンへ帰る途中に独島博物館があったので行ってみました。

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近くにはケーブルカーがあり、登れば竹島を眺められるみたいですが残念ながら故障中でした。

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鬱陵島のマスコットキャラクターです。イカとミカンと思ってたのですがミカンでなくかぼちゃらしいです。

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独島博物館の前には「対馬は実は韓国の領土」と書いてある石がありました。そうなの?

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独島博物館は入場料無料でフリーWifiもあります。入ってみるとまずアメリカ在住の韓国系の子供からのメッセージがずらりとあります。

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博物館の中は一部、日本語もありました。

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日本の古文書にも独島は韓国のものと書いているみたいです。

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独島博物館のスポンサーはサムソンです。

独島フェスティバル2014

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中心地(ドドン)に帰ってみると、なんとラッキーなことか年に一度開催される独島フェスティバル2014が開催されていました。

テレビに出るような有名な歌手も出ているようで、欠航な盛り上がりようです。2日目はこれで終わりです。

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鬱陵島3日目も凄く天気が良かったです。これだけ晴天に恵まれることは鬱陵島では珍しいみたいで、竹島への船も出そうです。

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さっそくドロフィン号へ「日本人でも乗れるか?」を改めで電話してみると、見事に断られました。警察に相談するとは言ってましたが、おそらくしてないような回答で「過去に日本人を乗せたことがないため無理」とのことでした。外国人は乗せれるけれども日本人だけはやはり特別対応で警察の許可がいるとのことでしたorz

ドロフィン号がダメなら大手のシスタースリーしかない

しかーし、そんなことは昨日なんとなくは予測していたため、ドロフィン号以外にも大手のシスタースリーにも船の予約を電話でしていました。2日目に船の故障で欠航していた大手の会社です。

共同通信の記事(2010年11月9日)によれば、年間約100人の日本人が韓国側から竹島を訪れているそうですよ。韓国語さえわかれば、警察のチェックは入るものの、問題なく行けるみたいです。引用元: 日本人は竹島(独島)に行けるのか、挑戦してみた.

毎年100人の日本人が竹島へ行くのであれば当然シスタースリーは日本人を乗せたことがあるだろうという考えです。ただドロフィン号のことで若干自信がなかったので、スタッフに電話して単刀直入に「日本人でも問題なく乗れるよね?」と聞いてみました。

が、答えは「本社へ確認します。」との回答で、どうやらシスタースリーのスタッフも日本人を乗せたことがないとのことです。通常予約時は外国人の名前があればチェックをするが、新人スタッフが対応したため私の日本人名でもすんなり予約できてしまったとのことです。

シスタースリーの結果は?

約30分後にシスタースリーのスタッフから電話があり「本社の方針で日本人は乗せれない」との回答でした。この時点で私が竹島へ行けないことが確定しました。シスタースリーにも事情を聞いてみるとシスタースリーも過去に日本人は乗せたことがないということでスタッフから「倒産した運行会社が過去に日本人を乗せていたのでは?」と質問返しをされました。

後で鬱陵歴史文化体験センターのスタッフに教えてもらったのですが、2013年より以前は身分証明証のチェックもなかったので比較的簡単に日本人でも行けたみたいですが、どうやら下の記事にある日本人達の事件以降は日本人は原則禁止になったそうです。

「竹島は韓国のもの」と主張する日本人学者ら3人が23日、韓国の民族団体とともに竹島(島根県隠岐の島町)に上陸し、「独島(竹島の韓国名)は韓国の地だ!」と一緒に拳を振り上げて叫び、拍手喝采を浴びた。引用元: 日本人が竹島で「韓国のモノだ!」韓国人団体とシュプレヒコール – MSN産経ニュース.

この事件以前も観光客のフリをして竹島でパフォーマンスをする日本人が何人かいたようで、この日本人学者3人の行為で警察関係者が3人クビになったみたいです。そりゃ日本人なんて簡単に上陸さえませんよねぇ。。

まぁ乗れないと分かったので、この小さく物価の高い鬱陵島にいても仕方ないので、その日に釜山へ帰ることにします。

鬱陵歴史文化体験センター

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鬱陵島を去る前に時間があったため中心地(ドドン)に戻り、鬱陵歴史文化体験センターに行ってみます。入場料2,000ウォン、またコーヒーなどのドリンクを2,000ウォンで頼むことができ休憩することができます。フリーWifiやコンセントもあるためネットをしたければここへ行きましょう。

この建物は日本人が立てた建物で昔は1,000件以上が鬱陵島にあったみたいだが、今はここ含めて3件しかないとスタッフに説明を貰います。
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日本家屋の説明ですが可愛く書かれています。

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体験センターということで昼寝をしている人もいます。

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ココアはこんな感じです。物価を考えると2,000ウォンでフリーwifiもできるため、かなりお手頃です。

鬱陵島から浦項へ

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鬱陵島から浦項のフェリーに乗ります。クソ天気が良く波も無いのに結局竹島へは行けませんでした。おそらく竹島へは船も出ただろうし、上陸もできたと思います。

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帰りの船は欠航乗客が多く、ツアーで来たと思われる乗客は韓国の国旗が書かれたポロシャツを来ており、韓国人にとっては独島と鬱陵島は愛国心を高める場所というのがよく分かります。

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また鬱陵島にはカトリック系の人が多かったです。

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無事、浦項に着き釜山へバスで帰りました。

まとめ

まず今回のミッションであった「日本人は竹島(独島)へ行けるのか?」の疑問は、「日本人は基本的には行けません!けど昔は行けた。」が答えとなります。

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いやぁ行けるなら本当に竹島へ行きたかったです。

ただ後々知ったのですが2014年の4月の韓国メディアの記事では日本人学生も竹島へ上陸しているみたいです。
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4月16日の朝だけでも鼓舞されていた。韓国で勉強している外国人学生と独島に行くことにしたのだから。日本学生もいるというニュースは、「すでに」を聞いた。彼らは独島でどのような反応を見せるのだろうか。(Google翻訳)引用元: 東亜ドットコム::週刊東亜.

留学生など変なパフォーマンスをしないことが明らかな日本人であれば、おそらく今でも警察の許可を事前に貰っていれば乗れるということでしょう。ただ日本在住の旅行者が鬱陵島へ乗り込み、韓国人に紛れ込んで竹島への船に乗るということは身分証明証のチェックもありますしできません。

しかし日本人留学生が乗った船はサドンから出向したと書いてある。しかも2014年4月と超最近の出来事です。今、サドンのフェリーターミナルからはドロフィン号しか出ていないので、おそらくドロフィン号に乗ったと思われるますが、私ははっきりと「今まで日本人を乗せたことがない」と回答を頂きましたがどういうことでしょか…。

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あと鬱陵歴史文化体験センターに「日本の歴史文書と地図にも独島が韓国の領土であることを明確に現れている。」と日本語でかなり辛口コメントが書いておりますが、ここで働いているスタッフのかたに「私は日本人」と伝えても特に嫌な顔をすることなく笑顔で受け答えしてくれました。また日本人だから独島まで行けなかったことを「なんで日本人差別するの?今度、関係者に会ったらクレーム言っておくわね」とまで言ってくれました。

他の民宿のオーナーや旅行客からも、堂々と日本語で嫁と話していましたが誰も嫌そうな態度や悪口を一切言われることはありませんでした。それなにに独島博物館やここの鬱陵歴史文化体験センターも日本語では結構エグいことが書いていたりギャップがありますね。

あ、でも私がハチから逃げている時に井戸端会議をしていたタクシーの運ちゃんに「日本人だから追いかけられるんだ」と言われたなぁ。本当にこれくらいです。

鬱陵島は外国人もいませんが、2泊程度なら自然も多く良いところなので是非どうぞ。鬱陵島は日本から近い場所にありますが、インターネットや旅行ガイドブックには沢山の情報がない未開の島です。是非訪れた際は、日本人でも竹島へは行けるようになってるかもしれないので、竹島も是非挑戦してみてください。職務質問はされますが警察も穏やかに対応してくれますし胸糞悪い態度を取られることもありませんよ。

番外編

昨年頃まで韓国にファミリーマートがあったのですが、日本企業はイメージが悪いということで今は名前を変えて「CU」という名前で営業しています。

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そのCUですが、今年5月にファミリーマートはCUの株を全て売却し韓国から撤退しましたが、ばりばり独島運動を実施しています。ポイントカードを作れば独島へ一部寄付するキャンペーンを実施中です。またどこのCUにいっても必ず韓国国旗が飾っています。

現地企業が合弁会社を5月に韓国取引所に新規株式公開(IPO)することになったため、ファミマはこの機会に合弁会社の全持ち株を売却して提携を解消、韓国から一時撤退することを決めた。引用元: ファミリーマート、韓国子会社株売却額「200億円以上に」も海外事業は「組み直し」+(1/2ページ) – MSN産経ニュース.

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またフェリーターミナルにも置いてあった独島の雑誌にも「我々CUは韓国企業で独島を応援している」との広告も出しています。韓国人はCUを元ファミリーマートで日本企業と認知しているようですが、今から挽回を図れるのでしょうか?

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