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海外の銀行から日本の銀行へ海外送金するために知ってきたいこと(おすすめの銀行、手数料、用語など)

公開日: 2015年 06月 02日
更新日: 2017年 02月 09日

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海外で生活をしていると、海外の銀行から日本の銀行へ海外送金するということもあると思います。

私もエストニアの生活を一旦終了して、エストニアの銀行に残高があったので日本の銀行へ海外送金をしました。海外送金は、手数料は安くないですし、日数も掛かりますし、非常にめんどくさい作業です。

ただ事前にある程度、知識があれば手数料を最低限におさえて、トラブルもなく海外送金ができます。そのため私が、海外の銀行から日本の銀行へ海外送金をするために知っておきたいことをまとめました。


海外送金に掛かる手数料

海外送金をする際に様々な手数料が発生します。「送金手数料」、「受取手数料(リフティングチャージ)」、「中継銀行手数料」、「為替手数料」の4種類の手数料があり、それぞれ解説します。

送金手数料

送金する銀で発生する手数料です。相場は20~40USD程度です。

受取手数料(リフティングチャージ)

受取する銀行側に発生する手数料です。日本だと新生銀行、シティバンク・ジャパンのみが無料で、その他の銀行は手数料が発生します。
※新生銀行、シティバンク以外でも送金元の銀行によりリフティングチャージが発生しないこともありますが、稀です。


三井住友銀行に海外送金をする場合、送金金額の0.5%(最低2,500円)となり、100万円を送金した場合、手数料は5,000円となります。めちゃ高いです。

中継銀行手数料

海外送金をする場合、中継銀行手数料が発生する場合があります。

例えば海外のA銀行から日本のB銀行へ海外送金する場合、シティバンク、JPモルガン、HSBCなどグローバル展開をする銀行を経由して送金されることになります。その場合、その中継銀行(コルレスバンクともいいます)が30~40USD程度の手数料を徴収されます。

この手数料のやっかいなところは、基本的にどこの中継銀行を利用するか、手数料はいくらかなど、送金してみないと分からないことがあります。そのため1,000USDを海外送金したにも関わらず、受取の銀行には970USD(中継銀行手数料30SD)しか入ってなかったということも多々あります。

ただし最初からシティバンクなどのグローバル展開している銀行を利用すれば、中継銀行を経由させず(それらの銀行が既に中継銀行となっている)に海外送金してくれるため、この手数料は発生しません。

為替手数料

海外から日本へ海外送金をする場合、最終的には日本円にしないといけません。

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日本のシティバンクの場合、両替の依頼をすると1米ドル、ユーロ、ポンド、豪ドルにつき1円の手数料が発生します。

米ドルの場合、1万通貨(約120万円)だと1万円の手数料が掛かることですから、侮れないです。

海外送金をするにあたって知っておきたい用語

海外送金を銀行の窓口で申し込むとき海外送金の申込用紙(INTERNATIONAL PAYMENT ODER)を記入する必要があります。

その場で記入すると記入ミスをする必要がありますので、是非とも用紙を数枚もらって家で記入することをオススメします。

英語 日本語
Beneficiary Name 受取人の名前 MASASHI ONODA
Beneficiary Address 受取人の住所 Kaigan1-1-1,Minato-ku,Tokyo,Japan
Beneficiary’s Account 受取人の口座番号 XXXXXXX(日本の銀行の口座番号8ケタ)
Beneficiary’s Bank(Name,Address,SWIFT/BIC,BLZ,ABA,FW,Sort,Code) 受取人の銀行 CITIJPJT(スイフトコード)
Correspondent Bank and Intermediary Bank(Name,Address,SWIFT/BIC,BLZ,ABA,FW,Sort,Code) 中継銀行情報 空白
Remitter’s Name 送金人の名前 MASASHI ONODA
Remitter’s Account No 送金人の口座番号 EEXXXXXXXXXXXXXXXXXX
Remitter’s Reg.No/Reg Code or ID Code 送金人のIDコード THXXXXX(パスポート番号)
Remitter’s Address and Telephone No 送金人の電話番号 +372 XXXXXXX(現地の電話番号)
Type Of  Payment(Normal or Urgent,Express) 支払いの種類 Normal
Charges will be paid by(Shared or Remitter) 手数料の支払い Remitter(送金元)
Details payment and additional properties 詳細情報 I want to…(送金する理由)
Currency Code 通貨コード EUR
Amount in number and words 合計金額 1000 one hundred

私の場合、エストニアのスウェーデン系の銀行から海外送金をしましたが、上記の情報を記入する必要がありました。基本的に世界どこの銀行でも同じ用語が使われているので上記の情報を事前に把握する必要があります。

おそらく海外送金をしたことない人だと”Beneficiary”、”Remitter”の意味がまずわからずにパニックになると思います。ええ私がそうでした…。

日数は2~5営業日掛かる

海外送金は国内振込のように当日や翌日に完了せず、2~5営業日掛かります。そのため余裕を持って手続きをするようにしましょう。特に中継銀行を経由させれば日数も増えるので、シティバンク、HSBCなど中継銀行となる銀行で海外送金をすると早く送金してくれる傾向があります。

※場合によってはこの日数以上に掛かる場合もあります。

基本は店頭での手続き

シティバンクなどだとインターネットで海外送金ができるところもありますが、基本的には店頭での手続きとなります。またインターネットだと入力ミスをする可能性があるため、銀行員にチェックしてもらったほうが無難です。

記入ミスは絶対にしない!

海外送金をする際には必ず記入ミスをしないように慎重になりましょう。もし入力ミスをしてしまうと送金できてないにも関わらず、手数料が掛かり、結果的に日数も掛かります。

必ず記入した後は二重チェックをするようにしましょう。

100万円以上の送金は税務署にお尋ねされる可能性も

100万円以上を海外送金した場合、あとあと日本の税務署から確認がある場合があります。なぜなら金融機関は、100万円以上の海外送金の手続きをした場合、最寄りの税務署へ報告する義務があるためです。

税務署からお尋ねがあっても正しく説明できれば問題ないので、安心してください。

ただ怪しいお金でないことを説明するためにも、「手数料安さにつられて友人の口座に一旦入金する」などの不審なことは絶対にしないようにしましょう。

本当にそのお金は海外送金をする必要がありますか?

ここまで色々と海外送金についてお伝えしましたが、海外送金には非常に手間や手数料が掛かります。特に日本のメガバンクに海外送金した場合、10万円程度であれば1万円くらい手数料が取られます

セキュリティの心配はありますが、少額であればハンドキャリーで日本に現金を持ち込んだほうが確実に安上がりです。ただし大抵の国は10,000USD以上を持ち出し・持ち込みをする場合、必ず空港で申告をしなければなりませんでの気をつけましょう。

まとめ

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どうでしたでしょうか?

事前に知っておけば海外送金は手数料を抑えることができます。逆に何もしらないまま海外送金をすると手数料がかなり掛かり、送金のミスもしてしまうため、先ほど伝えたとおり、海外送金の書類記入は慎重になりましょう。

参考:海外の資産を日本へ送金するのであればシティバンク・ジャパン一択!

また日本から海外の銀行へ海外送金をするにはシティバンクがオススメです。ただシティバンクは日本から撤退予定で業務は住友信託銀行が引き継ぐ予定です。これにより手数料やサービスが改悪されないかが、心配です。

あとメガバンク、その他日本の銀行も手数料の高さや、銀行員の海外送金に対する知識のなさ(大抵の銀行スタッフは海外送金の対応をしたことない)からオススメしません。

おすすめなのはソニー銀行です。ソニー銀行は中継銀行や受取手数料は無料となっています。また500万円以上を預ければ海外送金も毎月最低1回は無料となります。

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おのだ/kankeri02(ブロガー&YouTuber)

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